何度描いても、しっくりこない。
どこか、ずれている気がする。

やっと気づいたとき、シンプルな答えがありました。
技術ではなかったのです。

この手順通りに進んだ先に、美しい麻の葉模様が現れます。

麻の葉模様がしっくりこない理由

美しく仕上げるには技術的な方法ではなく「約束を守る」ことだったのです。

その約束とは、
決まった点と点を、結ぶこと。

ただ、それだけです。

麻の葉模様の描き方 手順

用意するもの

   鉛筆
   消しゴム
   細めのペン
   コンパス
   定規
   B5以上の紙
   太めのペンか色鉛筆

コンパスの幅を3cmにします。
とても簡単です。

では、楽しく描いていきましょう。

花びらを咲かせる

最初の円を描く

図1

この点から始まります。

真ん中あたりに、中心点0を作り円を描きます。

次は、0を通る6つの円を描いていきます。


2つ目の円を描く

図2

1を中心点とし、円を描きます。

交点が現れました。

次は、左と右に円を描きますが、交点が中心点ではありません。


3つ目、4つ目の円を描く

図3

交点2にコンパスの針を当て、0と1を通るかを確認し、「ここだ!」と決めた点を軸として、円を描きます。

交点3にコンパスの針を当て、0と1を通るかを見定めて、中心点を決めて円を描きます。

手描きの図形を描くには、微調整をして、交点を通る中心軸を決めます。

自分の意志で点を作ります。

麻の葉模様は、調整をしながら仕上げてゆく、形です。


5つ目、6つ目の円を描く

図4

交点4にコンパスの針を当て、0と2を通ることを確認してから、中心点を作り円を描きます。

交点5にコンパスの針を当て、0と3と6を通ることを確認してから、中心点を作り円を描きます。


7つ目の円を描く

図5

交点6にコンパスの針を当て、0と4と5を通ることを確認してから、中心点を作り円を描きます。

中央に6枚の花びらが咲きましたか。


外側の交差点6箇所

図6

外側の交点7〜12に、それぞれにコンパスの針を当て、中心点を決めて6つの円を描いていきます。

最後の円を描くときは、4つの交点を通ります。


13の円の真ん中にできた円

図7

今回は、6角形1つ分の模様です。

 ※13の円が必要です。

中心に眠っているので、
さっそく、起こしてあげましょう。


点と点を結ぶ

中心から12方向に点を結ぶ

図8

鉛筆で、0と交点1〜12をそれぞれ結びます。

0から1,0から12、

0から放射線状に広がるように結ぶと、なんだか気分がよくなります。

中心の0から12方向に広がりましたか。

次は6角形を作ります。


6角形の点を結ぶ

図9

図のように点と点を結びます。

6角形が現れましたか。

次は、上向き3角形と下向き3角形を重ねます。


2つの三角形を重ねる

図10

図のように点と点を結びます。

中央に6角形が現れましたか。


仕上げる

線の上をペンでなぞる

図11

図12を参考にし、同じ形になるように定規を使って、線の上をペンでなぞります。

このときも、0から12方向に点と点を結ぶと、なぜか、気分がいいです。

鉛筆の線を消して、完成です!


麻の葉模様の完成

図12

青の色鉛筆を使って、フリーハンドで線の上をなぞりました。

オリジナル感がでます。

細かいゆらぎが生まれて、息をしているようです。

ひとつの点から、終わりのない世界へ

もうお気づきかと思いますが、
麻の葉模様は、好きなように線を引いていく模様ではなかったのです。

決まった位置に点を置き、点と点を結んでいく模様でした。
中心から12方向に広がる模様だったのです。

中心の点ってなに ?

最初、私はこの約束を知らずに描いていましたが、何年描いても、何度描いても、しっくりこなかったのです。
やっと、この順番で点と点を結んだら、いい形になりました。

そして、面白いことは「自分の意志で点を決める」こと。

無限に広がります。

終わりがないのです。

私たちが暮らしているこの空間で、
無限に広がる形は、この形しかないようです。

どこかで6角形をみかけたら、
その中で、静かに息をしている麻の葉模様を、のぞいてみてくださいね。